大雪山・山守隊 2年目の抱負  スタッフしもじょう

スタッフの下條です。山守隊が一般社団法人になってから1年が経ちました。

振り返る暇もなく怒涛に過ぎ去った1年でしたが、今、今年の抱負を書くに当たって、ょっとだけ振り返っています。この1年、たくさんの人との出会いがありました。

人に会うと、いつも、普段はどんな人なのだろう・・・そんなことをつい考えてしまいます。そして勝手に、好きだなあ~という気持ちが無性に湧いてきます。そんな一人の人たちが、色んな分野、色んな場所にいます。

 


 

 「山岳関係者」なんて言葉だけ聞くととても狭い範囲の話のように聞こえますが、色々な人と関わるほどに、その広さを感じるようになってきました。登山者、警察の方、ロープウェイのスタッフさん、行政のひとたち、学者さん、登山の後に寄るカフェの人、休みの日の登山を楽しみに、平日は仕事を猛烈に頑張っている人も、山には登らないけれど麓で暮らしている人も。昔からずっと山に登ってきて、色んな出来事を知っている人や、「昔あそこに登ったんだよ」と懐かしく話してくれるおばあちゃんも。もしかしたらスーパーで何気なく歩いているあの人も。

 色んな想いを持った人が、大雪山のまわりにたくさんいます。そんな人たちと一緒に、山を想って行動していけたら。その形を作っていくために、自分に出来ることを全力でやっていけたらと思っています。

時々お話しに行く、東川町のカフェにて。ほっとします。


 

 

 具体的なことを上げるとキリがないのですが・・・いつも自然を見ること、心を動かしていること、心に正直にいること、謙虚でいること、全力を尽くすこと、想いを言葉に出すこと、楽しむこと・・・できていないことが多々ありますが、いつもそうあることを忘れずに行動していくことが一番の目標です。余裕が無くなり、違う方向に行きそうになっているのが見えたときは、ガツンと教えてくれたら嬉しいです。

 

 

 そしてもう一つの目標、「今はどうしてこうなったのか、これからどう変化していくのか、そのための行動を起こす」こと・・・今年のはじめにもらったことば。いつも目の前のことばかり見ているわたしに必要な、今年の目標です。

 

もがきながらではありますが、全力で、たくさんのひとたちと協力しながら進んでいきたいと思っています。

今年もどうぞよろしくお願いします。

 

 


今年も頑張るぞ!(2018.9月 トムラウシ南沼にて)


下條典子